+Wish+







サヨナラも言えないまま

君と別れたのが

まるで昨日のことのよう



今でも信じられなくて

すぐそこに

君がいるような気がして





君がいない日々は

何にもなくて



頬を打つ風が冷たくて


僕に分からないまま

季節が過ぎ去って



知らぬ間に

思い出が消えそうで…





見上げた空は

眩しすぎるくらい

星が瞬いているのに

今の僕には 淋しすぎて

まっ黒で

飲み込まれそうで





ねぇ、君は

いまどこにいるの?



僕の知らない君は

どれだけ増えてゆくの?





もしも願いが叶うなら

流れる星に願うのは

ただ一つの僕の願い



『昔に戻して』





何にも知らずに

無邪気に 笑いあえた日々に



いつまでも

いつまでも

輝く明日を 信じていた日々に



眩しい君の笑顔が

いつもあった日々に



別れなんて知らなかった

あの頃に…